Wi-Fiの導入

【初心者向け】Wi-Fiがつながらない!Wi-Fiトラブルシューティング完全ガイド

いつもは問題なく使えていたのに突然Wi-Fiがつながらない状況に直面すると、とても困りますよね。

インターネットにアクセスできないと、仕事や勉強、映画やゲームなどのエンターテインメントにも影響が出てしまいます。

家電製品をスマートホームにしている人は家事などに支障がでることもあります。

本記事では、Wi-Fiがつながらない原因とその解決方法を初心者にもわかりやすく解説します。

専門知識がなくても簡単に試せるステップで、快適なWi-Fi環境を取り戻せます。

突然インターネットにつながらなくなるとパニックで焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて対応するのが大事です。

ケータイショップで15年以上の勤務経験があり元店長の私がわかりやすく解説していきますので、一緒に解決していきましょう。

Wi-Fiがつながらない原因とは?

Wi-Fiがつながらない原因は主に以下の3つに分類されます。

  1. Wi-Fiルーターの問題
    Wi-Fiルーターの設定ミスやハードウェアの不具合が原因になることがあります。
  2. 接続機器の問題
    スマートフォンやパソコンの設定、ソフトウェアの不具合なども原因です。
  3. インターネット回線の問題
    プロバイダーの障害やONU(回線終端装置)の不具合でインターネットそのものが利用できないこともあります。

Wi-Fiは下の図解のようにつながっています。

図の①、②、③のどこかで問題が発生することでWi-Fiがつながらずインターネットに接続できない状態になっていることがあります。

問題が発生している場所に応じて解決方法が違ってきますので、それぞれ場所別に詳しく見ていきましょう。

最初に試すべき基本のチェックポイント

本題に入る前に、トラブル発生時にまず以下の簡単なチェックを行いましょう。

深刻な問題が起きているわけではなく、簡単に解決できる場合もあります。

スマホやパソコンのWi-Fiが有効になっているか確認

スマートフォンやパソコンでWi-Fiの機能が有効になっているか確認してください。

設定でオフになっていると接続できません。

:スマートフォンの場合、「設定」→「Wi-Fi」をタップし、オンにしてください。

Wi-Fiルーターのランプを確認

ルーターの電源ランプやインターネット接続ランプが点灯しているかを確認します。

点滅や消灯している場合は、問題発生のサインです。

この症状が出た場合は、いろいろな問題が起きている可能性があるのでまずは原因を探る必要があります。

Wi-Fiルーターの設定に問題がある、Wi-Fiルーターが故障している、インターネット回線に問題があるなどが考えられます。

再起動を試す

Wi-Fiルーター側の再起動

Wi-Fiルーターの電源を切り、約30秒後に再び電源を入れます。

これだけで問題が解決することも多いです。

Wi-Fiルーターによっては電源ボタンがついていない機種も多いです。

その場合は、Wi-Fiルーターの電源ケーブルをコンセントから抜き、約30秒後に再びコンセントに差し直します。

デジタル機器側の再起動

スマートフォンやパソコンなど接続機器側も再起動してみましょう。

Wi-FiがオンになっているにもかかわらずWi-Fiにつながらないときは、スマートフォンやパソコンの一時的な動作不良の可能性があります。

このようなときは、スマートフォンやパソコンを再起動することでWi-Fiの機能が正常に動作しなおしてつながるようになる場合があります。

トラブルシューティング:場所別の原因と解決策

以下では、問題が発生している場所ごとに具体的な原因と解決策を説明します。

①Wi-Fiルーターが問題の場合

Wi-Fiルーターの設置場所を確認

ルーターが壁や家具で覆われていると、電波が弱まりつながりにくくなります。

Wi-Fiはケーブルで物理的につながずに、電波によって無線でつなぐことでインターネットにつなぐことができる機器です。

Wi-Fiルーターを家の隅っこや角、家具に囲われるような場所に設置すると、電波が届きにくくなりWi-Fiにつながりにくくなります。

Wi-Fiルーターの設置場所が原因の場合は、設置する場所を変えることでつながりやすくなる場合があります。

できるだけ部屋の中央や高い位置に設置して電波が届きやすい環境にしてください。

周波数帯を変更

Wi-Fiルーターに接続するときの設定で「2.4GHz」または「5GHz」の周波数帯を切り替えてみましょう。

2.4GHzは通信速度は遅いですが、電波が広範囲に届きやすいという特徴があります。

反対に5GHzは通信速度が速いですが、電波の届く範囲が狭いという特徴があります。

Wi-Fiルーターが設置してある部屋から離れた部屋や、別の階でWi-Fiにつなぐときなど、電波が届きにくい環境のときには2.4GHzにWi-Fiをつなぎなおすことで途切れにくくなる場合があります。

ソフトウェア(ファームウェア)の更新

Wi-Fiルーターのソフトウェア(ファームウェア)を更新すると、動作が安定することがあります。

ソフトウェア(ファームウェア)とは、Wi-Fiルーターの動きを制御するプログラムのことで、「ソフトウェア(ファームウェア)の更新」とは、Wi-Fiルーター本体に組み込まれている情報を、古い情報から新しい情報に書き換えることです。

Wi-Fiルーターのソフトウェア(ファームウェア)を更新することで、不具合の改善や予防・不安定な動作の修正・新しい機能の追加など、よりよくWi-Fiルーターを動作させることができるようになります。

Wi-Fiルーターの動作不良が原因の場合には、ソフトウェア(ファームウェア)更新をすることでつながりやすくなる場合があります。

製品の取扱説明書に従い、公式サイトから最新バージョンをダウンロードしてください。

②接続機器(スマートフォン・パソコンなど)が問題の場合

ネットワーク設定のリセット

スマートフォンやパソコンのWi-Fi設定を一度削除し、再設定しなおします。

一度接続した情報がなにかのきっかけで問題が起きてしまうと、Wi-Fiにうまくつながらなくなってしまう場合があります。

手順(スマートフォンの場合):「設定」→「Wi-Fi」→該当のネットワークを選択→「削除」または「忘れる」を選択。

有線でインターネットにつなぐ場合はこのようなことは起こりにくいですが、Wi-Fiは接続機器(スマートフォン・パソコンなど)と無線でつなぐので、設定に問題が発生するとつながらなくなることがあるんです。

Wi-Fiは無線でインターネットにつなげられるという便利な半面、接続の不安定さは有線でインターネットにつなぐ場合と比べるとどうしても劣ってしまうのは仕方がないことです。

OSやソフトウェアの更新

スマートフォンやパソコンのOSやソフトウェアを更新すると、動作が安定することがあります。

OSやソフトウェアとは、スマートフォンやパソコンの動きを制御するプログラムのことで、「OSやソフトウェアの更新」とは、スマートフォンやパソコン本体に組み込まれている情報を、古い情報から新しい情報に書き換えることです。

スマートフォンやパソコンのOSやソフトウェアを更新することで、不具合の改善や予防・不安定な動作の修正・新しい機能の追加など、よりよくスマートフォンやパソコンを動作させることができるようになります。

スマートフォンやパソコンの動作不良が原因の場合には、OSやソフトウェア更新をすることでつながりやすくなる場合があります。

他のスマートフォンやパソコンで接続を確認

他のスマートフォンやパソコンが同じWi-Fiに接続できるか試してみてください。

他のスマートフォンやパソコンで接続できるのであれば、問題はスマートフォンやパソコン側にあります。

スマートフォンやパソコンで、Wi-Fiのオン/オフ・電源再起動・ネットワーク設定のリセット・OSやソフトウェアの更新を行ってもつながらないままの場合は、スマートフォンやパソコンの故障の可能性があります。

スマートフォンやパソコンの購入先に問い合わせをしてみましょう。

③インターネット回線が問題の場合

ONU(回線終端装置)の再起動

Wi-FiルーターとともにONU(回線終端装置)の電源も切り、再起動してみましょう。

ONU(回線終端装置)本体には電源ボタンがついていないことが多いので、電源ケーブルをコンセントから抜き、約30秒ほどたってから再度コンセントに差し直すことで電源再起動することができます。

ONU(回線終端装置)は壁の光コンセントから家の中にインターネット回線を引き込むための装置で、下の画像のような機器です。

ONU(回線終端装置)もデジタル機器なので、スマホやWi-Fiルーターなどと同じく一時的な動作不良を起こすことがあります。

スマホやWi-Fiルーターと同じく電源再起動をすることで一時的な動作不良が改善される場合があります。

有線接続で確認

パソコンをLANケーブルでWi-FiルーターまたはONU(回線終端装置)に直接接続し、インターネットにつながるか確認します。

直接有線のLANケーブルでつなぐことでインターネットにつながるなら、インターネット回線には問題ありません。

しっかりONU(回線終端装置)までインターネットはつながっています。

この場合は、Wi-Fiルーターかスマートフォン・パソコンに問題があるということになるので、再度Wi-Fiルーターかスマートフォン・パソコンの項目を確認してみましょう。

回線の状態を確認

①Wi-Fiルーターや②スマートフォン・パソコンの対処を行ったうえでONU(回線終端装置)の再起動や有線接続を試してもなおWi-Fiがインターネットにつながらない場合は、ONU(回線終端装置)の故障やインターネット回線に問題が発生している可能性があります。

この場合、自分で対処できることはこれ以上ありません。

契約しているインターネットサービスプロバイダー(ISP)の公式サイトで障害情報を確認するか、プロバイダーのサポートセンターに問い合わせてみましょう。

専門的なサポートが必要な場合

上記の方法で解決しない場合は、専門的なサポートが必要になることもあります。

  • 契約しているプロバイダーに相談:プロバイダーに連絡し、詳細を伝えましょう。
  • Wi-Fiルーターのサポートセンター:Wi-Fiルーターのメーカーに問い合わせることで、設定の見直しなど具体的な解決策が得られる場合があります。

日常的なトラブル予防のヒント

日常的にWi-Fiのトラブルを防ぐためには、以下のポイントを意識してください。

定期的なWi-Fiルーターの再起動

定期的にWi-Fiルーターの電源を再起動することで、Wi-Fiルーターの動作不良を予防することができます。

少なくとも1か月に1回は再起動を行うと、動作が安定しやすいです。

一時的な動作不良は再起動で改善するということは、逆に言うと普段から電源再起動を行っておくことで動作の不安定を予防することができます。

月初には電源再起動するようにするなど、習慣づけておくようにしましょう。

古いWi-Fiルーターの買い替え

使用しているWi-Fiルーターが使用5年以上経過している場合、Wi-Fiルーターの経年劣化によって動作が不安定になりやすいです。

新しいWi-Fiルーターに買い替えるとトラブルが減ることがあります。

新しいWi-Fiルーターは性能もよくなっており、インターネットの通信速度だけでなくつながりやすさ・安定性も改善されています。

古いWi-Fiルーターを使い続けていると慢性的に動作不良を起こし続けるので、とてもストレスになります。

Wi-Fiルーターが古い場合は思い切って買い替えることも検討するといいかもしれません。

まとめ

Wi-Fiがつながらない原因は、①Wi-Fiルーター、②スマートフォンやパソコンなどの接続機器、③インターネット回線の3か所で発生することが多いです。

本記事で紹介したトラブルシューティングを試せば、多くの問題が解決するはずです。

Wi-Fiのトラブルが発生したときは、まず慌てずに一呼吸ついて落ち着きましょう。

そして、本記事で紹介している3つの原因と対策を試してみましょう。

それでも解決しない場合は、契約しているインターネットサービスプロバイダー(ISP)やWi-Fiルーターのメーカーに相談することで、専門的なサポートを受けることができます。

日常的なメンテナンスや設置場所の工夫をすることで、Wi-Fiトラブルを未然に防ぎ、快適なインターネット環境を維持しましょう!